【廃案】先輩メガカイロス使ってくださいよパーティ

先日のファミ通チャレンジで使用したパーティを紹介します。
メガカイロスを中心としたパーティです。
パーティ自体の完成度は低めで、基本的に自分用メモです。
完成度が低いのに記しておくのは、反面教師にしていただきたのと、自分への戒めのためです
メガカイロスの記事が少ない、という理由もあります)。
能力は理想個体で書いてますが、私は一部妥協個体で運用しました。
Lv.50フラット想定で書いてあります。



ファミ通チャレンジ】
2014/04/18 09:00-2014/04/21 08:59

・バトルルール:ダブルバトル
・使用できるポケモン:カロス図鑑(セントラル・コースト・マウンテン)のポケモン
(伝説ポケモン使用不可)
(図鑑No.が同じポケモンを、2匹以上エントリー不可)
ポケモンのレベル:対戦中、すべてのポケモンが自動的にレベル50フラットに。



【パーティ】

カイロスカイロスナイト(怪力バサミ/スカイスキン
恩返し/インファイト/ギガインパクト/守る

ガブリアス@光の粉(サメ肌)
岩雪崩/地震/身代わり/守る

マリルリ@のんきのおこう(力持ち)
滝登り/じゃれつく/アクアジェット/守る

ギルガルド@弱点保険(バトルスイッチ)
シャドークロー/聖なる剣/影打ち/キングシールド

ヒートロトム@食べ残し(浮遊)
10万ボルト/オーバーヒート/鬼火/守る

モロバレルゴツゴツメット(胞子)
ギガドレイン/キノコの胞子/怒りの粉/守る

「先輩メガカイロス使ってくださいよ」と言われ組んだパーティ。
前回とは異なり、すばやさ振りのポケモンが少なめ。
メインアタッカーのカイロスを中心に、それを補完する形でメンバーを決定。
持ち物からわかるように、ネタ成分が多めのパーティ。



【個別解説】

カイロスカイロスナイト(怪力バサミ/スカイスキン
技:恩返し/インファイト/ギガインパクト/守る
能力:141-177-120-x-90-150(メガ進化時:141-207-140-x-110-172)
(陽気 H4 A252 S252)

メインポケモン

せっかくガブリアスを抜ける素早さがあるので、素早さに極振り。
また、耐久に振っていないガブリアスメガガルーラ
スカイスキンギガインパクトで強引に持っていける火力があるので、攻撃にも極振り。

メガ進化により耐久力も上昇し、物理耐久はガブリアスの岩雪崩が79.4〜93.6%と確2、
特殊弱点も不一致なら耐えられます
(一致だと厳しい。特攻無振り無補正ロトムの10万Vがギリギリ確2)。
しかし耐性が芳しくなく、非常に打たれ弱い感触です。

ギガインパクトの突破力は目を見張るものがあり、強引に1:1交換を迫れます。
ただし、1:1交換をする場合、こちらはメガ枠を使って交換しているということは忘れてはいけません。
無理に引き換える感覚は、メガガルーラに近いとも思います。

技は安定技の恩返し、相性の良いインファイト、強引に突破できるギガインパクト、必須の守る。

特性はどれでもそれなりに機能しますが、初手に威嚇持ちと対面することが多いので、怪力バサミが優勢だと思います。



ガブリアス@光の粉(サメ肌)
技:岩雪崩/地震/身代わり/守る
能力:183-182-116-x-105-169
(陽気 A252 B4 S252)

変態枠1。

カイロスの飛行技が効かない電気や岩、鋼タイプに有利であると同時に、
苦手な炎タイプにも強いということで採用。
現状は浮いてる電気も多く、岩や鋼にはインファイトがあったため、
どちらかというと後者の役割が大きかった。

クセがないポケモン……のはずでしたが、持ち物の影響で完全な変態型に。

サメ肌なのに光の粉を持っているのは、

「砂隠れとサメ肌、どちらも使いたい」

「砂隠れにゴツゴツメット持たせれば、疑似的に再現できる!」

ゴツゴツメットは他に持たせたい+常時砂隠れしたい」

「サメ肌に光の粉持たせれば、疑似的に再現できる!」

……という愚考からです。

両特性を持っているので、私は「ハイブリッドガブリアス」と呼んでいます。

技は岩雪崩と地震と守るは確定。
最後はドラゴンクローが一般的ですが、光の粉と相性も悪くなく、補助技をすかせる身代わりに。
基本的に水ロトムは鬼火打ってきますし、モロバレルはキノコの胞子を打ってくるんで、悪くなかったです。

一般使用される際には、
・持ち物:光の粉→ラムの実
・技:身代わり→ドラゴンクローorドラゴンダイブor逆鱗
で良いと思います。

大会中には命中100%のマジカルシャインアクアジェットをかわしたり、
岩雪崩をきっちり当てたりと、申し分ない活躍ぶりでした。
意識高いと思いました。



マリルリ@のんきのおこう(力持ち)
技:滝登り/じゃれつく/アクアジェット/守る
能力:191-112-106-x-110-72
(意地っ張り H124 A252 B44 D76 S12)

変態枠2。

上2匹がスカーフボーマンダに弱かったので対抗できる枠として採用。
能力は攻撃に振り切り(仮想敵は考えてないです)、無振りの同族意識で気持ちS振り、
HPを16n-1にしつつロトムの補正有り10万Vを耐えるように特防に回し、残り防御。
ロトムの攻撃に耐えられるようにしましたが、実際にはボルトチェンジで逃げられることが多かったです
(特に攻撃を当てたいヒートロトム)。

技は一致の滝登りとじゃれつく、追撃用のアクアジェットに、必須の守る。

持ち物は、ヒートロトムボルトチェンジかわして滝登り当てたら気持ちいいだろうな、と思ってのんきのおこうです。
ガブリアスとは異なり、こちらは重要な局面では一度も発動しませんでした。

一般使用される際には、
・能力:HAベース
・持ち物:のんきのおこう→オボンorソクノの実
・技:滝登り→腹太鼓orそのまま
で良いと思います。



ギルガルド@弱点保険(バトルスイッチ)
技:シャドークロー/聖なる剣/影打ち/キングシールド
能力:(シールドフォルム)167-112-170-x-171-58
(ブレードフォルム)167-222-70-x-71-58
(勇敢 H252 A252 D4)

鋼枠。特筆事項はありません。よくいる普通のギルガルドです。

氷技の通りがよいので、多くの氷に強いということで採用
マリルリは氷には強いが、ユキノオーには対抗できない)。
ゴースト・格闘の攻撃範囲が優秀、ということで物理型にしましたが、
カイロスに格闘技がある上に、やはり火傷が厳しいため特殊メインで良いと思いました
(特殊メインの場合、シャドーボール/ラスターカノン/影打ちor補助技/守るで良い)。

持ち物は無難に弱点保険。
半端な火力の相手には切り返しの攻撃(+影打ち)で十分に仕事ができます。
少々パーティに炎技の通りが良いので、オッカの実を持たせた上で、岩雪崩を搭載しても良いかなと思いました。

技は相性の良いシャドークロー/聖なる剣と追撃用の影打ちに、キングシールド。



ヒートロトム@食べ残し(浮遊)
技:10万ボルト/オーバーヒート/鬼火/守る
能力:157-x-128-133-165-108
(穏やか H252 B4 C60 D180 S12)

ファイアロークチート、その他鋼タイプ全般が重かったので採用。

配分は第5世代までのラティオスのメガネ龍星群耐えの流用です。
実際には
高確率でC特化ブレードギルガルドシャドーボール2耐え+砂ダメ1耐え
(残飯および砂ダメージ考慮、砂ダメージが先に計算される点も考慮、これで2回被弾しても挽回できる)
(補正特化ギルガルドのC=無補正メガゲンガーのC)、
無振りの同族意識で気持ちS振り、残り特攻。
特攻ですが、補正有りで特化したところで達人の帯以上の補正がないとH振りマリルリが落ちないので、あまり多く振らなくて良いと思っています。
一方で、耐久無振りファイアローを高確率で撃墜するために、実数値133を確保。
おそらくロトムはこのあたりが特攻の最低ラインなのではないかと思います。

使用感ですが、多くの相手ロトムに先手を取られ、仕事をする前に落ちる、ということもしばしばありました。
好みで特防を削って、もう少し素早くしても良いと思います。

技は安定の10万ボルト、炎技のオーバーヒート、便利な鬼火、必須の守る。
ボルトチェンジが欲しいと思うこともありましたが、ファイアローを落とせる10万ボルトは外したくなく、
また、最後に残って戦うことも多かったので、このパーティではこれで良かったと思います。



モロバレルゴツゴツメット(胞子)
技:ギガドレイン/キノコの胞子/怒りの粉/守る
能力:221-x-134-105-101-31
(呑気 H252 B252 D4)

特筆事項はありません。よくいる普通のモロバレルです。

ロトム対策が甘かったので採用。
ただ、水ロトムに対する防御面はタイプ相性だけで十分だったので、能力は防御特化。
接触技を使ってくる物理アタッカーに出していきます。
ただ、実際は火力のインフレが激しいのが現状で、これでも耐久が厳しかったです。

持ち物はメガガルーラなどを想定してゴツゴツメットにしましたが、
黒いヘドロに変更して、もう少し場持ち重視にしても良かったと思います。

特性も、接触技に備えて胞子を選んでいますが、再生力でも大差ないと思います。

技も一般的なものを揃えています。
当初は守るではなくヘドロ爆弾を搭載していましたが、特に打ちたい相手がいなかったため、守るにしました。

トリル警戒で足の遅いモロバレルにしましたが、好みでフシギバナにしても機能すると思います。



【選出】

基本選出は、

先発:カイロスガブリアス
後発:ヒートロトムモロバレル

が基本形ですが、後発は相手の面々によって対応させます。

また、水ロトムを先発に強く呼ぶので、その際は初手モロバレルも考えられますが、
この場合モロバレルが過労死しやすいので、特に気を付けて動かす必要があります。

動かし方ですが、先発の2匹+後発の1匹で相手のこちらに不利な駒を強引に削り、
ラストのヒートロトムorモロバレルで詰ませる展開を作るパターンと、
頭数で有利を取っていくパターンの、2種類の展開が考えられ、相手のパーティに合わせて展開する必要があります。
見せ合いの段階で前者のパターンが狙えそうなら、積極的に狙っていきます。



【戦績】

レート:24戦13勝11敗、勝率54%、レート1500前後。
大会:13戦6勝7敗、勝率46%、最終レート1489ポイントで参加者6278人中3283位。



【総評】

先発こそおおよそ決まっているものの、特に決まった勝ちパターンがなく、
その場その場に合わせる形で展開をしなければならず、非常に扱いが難しいパーティとなってしまった。
特に、早い段階で泣く泣く高火力のメガカイロスをメガ進化しない通常ポケモンと引き換える展開が目立った
(これは私の力量不足でもあるのだが)。
このとき引き換えるポケモンを間違えると、勝ちがなくなるという、シビアな判断が求められる。
本来であればこの役割を担えるような高火力のポケモンを他にももう少し組み込むべきだったと感じている。
ジリ貧な展開も多かったので、やはり全体的な火力不足は否めない。

また、6匹中2匹しか素早さに大きく振っていないため、上を取られて叩かれるという状況が目立ち、
そのため敵の岩雪崩のひるみや急所攻撃を被弾することも多く、事故要素の多いパーティともなっている。
ポケモンにおける事故要素は決して小さいものではなく(特にダブルやトリプルバトル)、
これの影響も戦績に強く出ていると思われる。

したがって、今後は高火力かつ素早いポケモンを組み込むことが課題であると考えられます。



【おまけ】

サブロムの戦績。

大会:60戦2勝49敗9分け、勝率3%、最終レート1116ポイントで参加者6278人中6258位。

ワースト21です。
勝ち試合は相手に切断され、強制的に勝ちにされた試合です。



以上です。