トリプルバトルの勝ち方について
今回は抽象的なお話です。
「トリプルバトルを始めてみたけど、いまいち勝率が伸びないなぁ」
とお考えの方(私)へ向けての記事です。
あくまで個人的な意見ですし、無知ゆえ間違っているかもしれません。
ですが、ひとつよろしくお願いします。
孫子の兵法に、以下のような一節があります。
上兵は謀(はかりごと)を伐(う)つ
其の次は交(まじわり)を伐つ
其の次は兵を伐つ
其の下は城を攻む
(最上の戦い方は敵の策を封じること
その次は敵の同盟・友好関係を断ち切り孤立させること
その次が敵の兵を攻撃すること
一番やってはいけないのは城攻め)
兵が相手を攻める際に、「どう戦うのが良いか」ということを説いた一節です。
これ、トリプルバトルでも同じだと思うんですよね。
(もしかしたら他のルール、あるいは他のゲームでも同じかもしれません)
例えば、「追い風スタンパーティ」を組むとしましょう。
仮に、対戦相手が「トリックルーム+いば神秘パーティ」だったとします。
どうすれば良いでしょうか?
まず考えたいのは、相手にトリックルームをさせないことです。
これが、先の最初のフレーズ「上兵は謀を伐つ」に相当します。
相手のトリックルームを封じることができれば、勝ちが大きく近付くはずです。
追い風軸でしたら、追い風がなくとも大半のポケモンが先手を取れるはずですし、
相手がトリックルーム前提のコンボ(この場合はいば神秘)を組んでいれば、
素早さの順番を狂わせてコンボの妨害をすることもできます。
ですので、まずは相手の策を封じることを心がけてください。
次は、「交を伐つ」です。
トリックルームを防げそうにない、
あるいはトリックルームを展開させてしまった場合ですね。
トリックルームを展開させた相手は、
「いば神秘」で素早くこちらのポケモンを攻撃しようとするはずです。
いば神秘が成功すれば、一気にこちらは劣勢になることは明白です。
逆に、相手のいば神秘さえ抑えれば、5ターンの攻撃をしのいで反撃にでることもできます。
ですので、不利でも相手の連携を断てるような手段があれば良いと思います。
今回のいば神秘を防ぐにも、いくつか方法があります。
(あらかじめ素早さの遅いポケモンを仕込んでおく、この指とまれを使う、など)
初手で後手に回っても、挽回できるようなパーティを組んでおくと、
不利なパーティが相手でも、多少は戦えるようになると思います。
それでもムリでしたら、「兵を伐つ」しかありません。
いわゆる「普通に殴る」というやつです。
相手の頭数を減らし、攻撃役・サポート役の行動回数を極力減らし、
順当に戦っていきます。
ただし、ここまで来てしまうと、厳しい戦いになると思います。
最後は「城を攻む」です。
「城」ってなんでしょうか。
……
……
正解は、「相手プレイヤーとその周辺」ですね。
具体的には
・相手プレイヤーへのダイレクトアタック
・相手のDSへの破壊行為
などのほか、
・生放送やツイッターでの相手への誹謗中傷
なども含まれます。
(なかば冗談ですが、割と本音です)
……というのが、個人的な解釈です。
もちろん、これはパーティを組む段階で想定することです。
バトルが始まって「どうしよう」では手遅れです。
「戦う前にやるべきことがある」
というのは孫子の基本的な教えであり、根幹の重要な点です。
必ずある程度は脳内で立ち回りを想定してから、パーティを組みましょう。
(むろん、実戦での経験も同じくらい、あるいはそれ以上に大事です)
ポケモンバトルはしたいことを通したほうが勝ち。
トリプルは特にその面が強いと思います。
自分のしたいこと(コンボなど)を展開することは重要です。
ですが、相手にもやりたいことはあるはずです。
それを許せば、当然負けにつながります。
「自信のあるパーティなのに、なかなか勝率が伸びない」という方は、
自分の策を押し付けると同時に、
相手の策を防ぐことも考えたら良いと思います。
以上です。